「思い出」をデザインに

ゴールデンウィーク中に、リフォームヒアリングへ施主様の家に。

色々とご提案させて頂く中で、ある程度今の状態を維持した中でのリフォームにする方向になりました。

その中で、「思い出」や「なじみ」など今まで暮らしてきた家を大切にしたい思いが所々話し合いの中で出てきました。

要望を聞いていくと工事費は1500万程度になるので、新築として建てても良いのでは?といった事もご提案したのですが、「思い出」という理由で今の家を生かしたい内容で落ち着きました。

 

お施主様の家自体は、昭和に建てられた25坪程度の一般的な木造軸組構造の家。デザイナーの視点としては、けっして良いデザイン、近年の家の間取りではありませんが、お施主様の暮らしで作り上げてきた見えない「思い」は、物理的に見えるかたちでは表現しきれないのでしょう。

 

この「思い出」をテーマにどうやってゆこうか検討中。

 

by H

 


単行本になりました。子供も一緒に出てしまった。。
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月刊日本橋 12月号に掲載
月刊日本橋 12月号に掲載